横山典弘騎手がトップナイフ(牡3、栗東・昆貢厩舎)で、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の25年ぶり2勝目を狙う。  横山典弘騎手はこれまで菊花賞に18回騎乗。98年にセイウンスカイで初制覇を果たすと、03年リンカーン、04年ホオキ…

 横山典弘騎手がトップナイフ(牡3、栗東・昆貢厩舎)で、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)の25年ぶり2勝目を狙う。

 横山典弘騎手はこれまで菊花賞に18回騎乗。98年にセイウンスカイで初制覇を果たすと、03年リンカーン、04年ホオキパウェーブ、05年アドマイヤジャパン、06年ドリームパスポートで4年連続2着と“珍記録”をマーク。武豊騎手でも成し遂げていない騎乗機会5回連続連対を果たした。しかし、その後は8度の挑戦も頂点には届かず、19年ディバインフォースの4着が最高着順となっている。

 4年ぶりの参戦となる今年はトップナイフとコンビを組む。重賞勝ちこそないが、昨年の京都2歳SとホープフルS、今年の弥生賞ディープインパクト記念と札幌記念で2着がある実力馬。とりわけ前走の札幌記念では、道悪の恩恵があったとはいえ、ジャックドールやダノンベルーガ、ソーヴァリアントといった銘柄級に先着。世代上位の実力馬であることは間違いない。横山典弘騎手も前走こそ手綱を横山和生騎手に譲ったが、それ以前は7戦連続で騎乗。勝手知ったるパートナーといえる。

 逃げ差し自在、馬場不問のユーティリティーホース。春2冠は7着、14着と悔しい思いをしたが、名手がラスト1冠でどんな手を打ってくるのか、楽しみにしたい。