2016年以来のルヴァンカップ決勝に導いたのはDFアレクサンダー・ショルツの2本のPKキックだった。 1試合で2度のPKを決めたのは「いままでにない経験」だという。 後半16分に相手のファウルでPKを獲得し、「いつも通り」とゴー…

2016年以来のルヴァンカップ決勝に導いたのはDFアレクサンダー・ショルツの2本のPKキックだった。

1試合で2度のPKを決めたのは「いままでにない経験」だという。

後半16分に相手のファウルでPKを獲得し、「いつも通り」とゴール右に沈める。そして後半43分に相手のハンドからPKを獲得。キッカーは再びショルツ。「不安要素もあった」と語る。「ひとつは右は違うなと。(二つ目は)新潟戦は真ん中に蹴ってダメなショットだったので、真ん中もちょっと自信がなかった。(三つ目が)左サイドですね。マイサイドです。ただしリスクも高い。GKは僕がよく左に蹴っていることをわかっている。それが蹴る瞬間に浮かび上がった要素です」 。ショルツは左を選択し、ボールはポストに当たりネットを揺らした。「ポストに当たったのはリスクがあったと思う。ただしポストに当たらなければGKが触っていたかもしれない」と振り返った。  

チームは第1戦を0-1で落としていたこともあり、この2発で逆転し決勝の切符を手に入れた。

ショルツは「皆さんが楽しんでくれた素晴らしい試合だったと思う。強度も高くプレーしていても素晴らしい試合だった思う」と話すと「今日、初めてレッズ戦を観た方がいたら一生ファンになるでしょう。そのためにも決勝戦で勝ち、この試合が今一度、思い出されるような試合になって欲しい」と続けた。

安定したパフォーマンスを発揮するチームの中心にはショルツがいる。