男子バスケットボールBリーグ3部(B3)の香川ファイブアローズのホーム開幕戦が14、15の両日、高松市総合体育館であった。B3に今季参入した徳島ガンバロウズを迎えた「四国ダービー」は、2日連続で延長に突入する大激戦となった。 香川は1日目…

 男子バスケットボールBリーグ3部(B3)の香川ファイブアローズのホーム開幕戦が14、15の両日、高松市総合体育館であった。B3に今季参入した徳島ガンバロウズを迎えた「四国ダービー」は、2日連続で延長に突入する大激戦となった。

 香川は1日目、序盤に徳島にリードされる厳しい展開となったが、元日本代表の松井啓十郎選手が4Qの大事な場面で、3点シュートを決めるなど怒濤(どとう)の攻撃で追いつき、延長にもつれる大接戦となったが、91―99で敗れ、今季初黒星を喫した。

 連敗を避けたい香川は2日目の15日、イバン・ラベネル選手を中心に、攻撃の連携がはまり、3Q終了までに17点差のリードを広げた。だが今度は一転、徳島が4Qで猛烈な追い上げを見せ、2日連続で延長戦に突入する大接戦となった。

 会場に駆けつけた1600人以上のファンの声援がチームを後押し。アンドリュー・ランダル選手とラベネル選手が確実に得点を決めると、残り1分31秒の大事な場面で、キャプテンの上良潤起選手が試合を決める3点シュートを決め、71―70の1点差でチームに勝利を呼び込んだ。

 チーム最多19得点を挙げたラベネル選手は「後半はきつい展開だったが、最後みんなが頑張ってくれて勝てた。チームのみんなを誇りに思う」と話した。

 籔内幸樹ヘッドコーチは「勝てて良かった。それにつきる。チームはこれからも強くなる。これからもぜひ応援に来て欲しい」と呼びかけた。

 アローズは徳島戦を1勝1敗として通算成績は3勝1敗に。今季のホーム開幕戦は、昨季の開幕戦を上回る3600人以上のファンが2日間で来場した。アローズは次戦、22、23の両日に善通寺市民体育館で、しながわシティバスケットボールクラブと対戦する。(和田翔太)