【栃木】国内最大級の自転車国際大会「2023ジャパンカップサイクルロードレース」の市街地周回種目「クリテリウム」が14日、宇都宮市中心部で開催され、19チーム109選手が参加した。大通りのコース2・25キロを15周走り、エドワード・トゥー…

 【栃木】国内最大級の自転車国際大会「2023ジャパンカップサイクルロードレース」の市街地周回種目「クリテリウム」が14日、宇都宮市中心部で開催され、19チーム109選手が参加した。大通りのコース2・25キロを15周走り、エドワード・トゥーンス選手(ベルギー)がコロナ禍での中止をはさみ3大会連続で優勝した。

 クリテリウムはJR宇都宮駅付近の市中心部でレースを身近に観戦してもらう狙いで2010年に始まった。この日のレースは宇都宮二荒山神社前をスタート、沿道で大勢の観衆が声援を送る中、選手らはハイスピードの混戦で順位争いを繰り広げた。

 ゴール直後、両手を広げて喜んだトゥーンス選手は「日本に来るのはいつも楽しみにしていた。クリテリウムで勝つのは容易ではない。本当にうれしいです」と語った。国内勢は岡篤志選手の6位が最高で、地元・宇都宮ブリッツェンのフォン・チュンカイ選手は17位だった。

 宇都宮市が主催する同大会は今年で30回目の開催。宇都宮市森林公園の起伏にとんだ1周10・3キロのコースを16周するロードレースは15日に開催される予定。(石原剛文)