プロバスケットボールB1の秋田ノーザンハピネッツは14日、CNAアリーナ☆あきたで島根スサノオマジックと対戦し、オーバータイム(延長)の末に87―93で敗れた。今季ホーム初戦を白星で飾れなかったが、3866人の観客をわかせる熱戦だった。 …

 プロバスケットボールB1の秋田ノーザンハピネッツは14日、CNAアリーナ☆あきたで島根スサノオマジックと対戦し、オーバータイム(延長)の末に87―93で敗れた。今季ホーム初戦を白星で飾れなかったが、3866人の観客をわかせる熱戦だった。

 第4クオーター(Q)残り2・8秒。ジェフリー・クロケット選手の3ポイントシュートが決まって83―83。追いついた者の強みで押したかった延長は、逆襲を喫するなどして勢いをそがれた。昨年12月の左ひざの大けがから復帰した田口成浩選手は「惜しい展開では意味がない。勝ち切れなかったのが悔しい」。

 第1Qは28―14とスタートダッシュに成功した。その貯金も第2Qを終えて2点のリードに。第3Q早々に初めて逆転され、勝負は紛れてしまった。

 「シュートが入らない時間帯でどう攻撃していくか」と、杭州アジア大会参加後に合流して初出場した新加入の熊谷航選手。ただ、第4Qは終盤に7点差をつけられながら盛り返した。「ずるずるといかなかったのはホームならではだと思った」。15日の雪辱に向け光を見いだしていた。(隈部康弘)