パラリンピックの陸上男子走り幅跳び金メダリストで、3連覇中のドイツのマルクス・レーム選手から、跳躍の技術などを学ぶ練習会が13日、東京都世田谷区の区立総合運動場の陸上競技場で開かれた。20人の日本人パラアスリートが参加。来シーズンに向けて…

 パラリンピックの陸上男子走り幅跳び金メダリストで、3連覇中のドイツのマルクス・レーム選手から、跳躍の技術などを学ぶ練習会が13日、東京都世田谷区の区立総合運動場の陸上競技場で開かれた。20人の日本人パラアスリートが参加。来シーズンに向けて記録を伸ばそうと、参加したパラアスリートは熱心にレーム選手に質問をしていた。

 練習会は、スポーツ用義足で世界トップのシェアを誇るオズール社(本社アイスランド)が企画した。普段、選手同士が交流する機会が少ないため、世界トップクラスの跳躍技術を学ぶ機会を提供しようと開かれた。

 東京五輪の優勝記録を上回る8メートル72の世界記録を持つレーム選手は、競技用義足の使い方や、跳躍時の姿勢の保ち方などを教えていた。

 練習会に参加した湯口英理菜さん(23)は、両足に義足をつけて競技する。「(レーム選手は)すべての動作に迫力があった。リズム良く一歩一歩助走ができた。ここ最近で一番良いフォームで跳ぶことができた」と話していた。(小玉重隆)