府中牝馬ステークス(3歳上・GII・芝1800m)はルージュスティリア(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)の巻き返しだ。  重賞では勝ち負けに届いていないが、3走前の阪神牝馬Sは直線で他馬と接触、前々走のヴィクトリアマイルはハイレベルなGIだっ…

 府中牝馬ステークス(3歳上・GII・芝1800m)はルージュスティリア(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)の巻き返しだ。

 重賞では勝ち負けに届いていないが、3走前の阪神牝馬Sは直線で他馬と接触、前々走のヴィクトリアマイルはハイレベルなGIだったので致し方ない。注目は前走の中京記念だ。勝負所の4角手前で躓くアクシデントがありながら、渋太く脚を伸ばして0秒5差の3着。上がり3Fはメンバー中最速で、スムーズならアタマまであったかも…と思わせる走りだった。

 今回はデビュー戦以来の1800mとなるが、これまでのレースぶりを見る限り、むしろ合いそうなイメージ。血統的な後押しもあって、父ディープインパクト×母の父ストームキャットの馬は、東京芝1800mで[14-7-4-24]の勝率29%、複勝率51%。重賞に限っても[6-4-1-8]の勝率32%、複勝率58%と驚異的な成績を残している。引き続き川田騎手が手綱をとるのもプラスなので、待望のタイトルに手が届くはずだ。