かごしま国体は12日、サッカーやバスケットボール、卓球などが始まった。鹿児島県勢は、ボクシング成年男子のライトフライ級で荒竹一真選手(駒沢大)、ライト級で大園丈太郎選手(東洋大)がそれぞれ判定勝ちし、優勝した。 ボクシングは阿久根市の阿久…

 かごしま国体は12日、サッカーやバスケットボール、卓球などが始まった。鹿児島県勢は、ボクシング成年男子のライトフライ級で荒竹一真選手(駒沢大)、ライト級で大園丈太郎選手(東洋大)がそれぞれ判定勝ちし、優勝した。

 ボクシングは阿久根市の阿久根総合運動公園総合体育館で少年男子、成年女子・男子の決勝計17試合が行われた。

 先に試合に臨んだ荒竹選手は、同じ駒沢大の選手(宮崎)と対戦。時折、連打を浴びたが軽やかなフットワークを生かして退けた。「勝ちきれたことが一つの経験になる」と振り返った。「国体優勝は通過点」と話し、目標を全日本選手権に切り替えていた。

 大園選手は沖縄の選手と対戦。1R(ラウンド)は苦戦したが、2R以降は手数と有効打で上回り、圧倒した。コロナ禍による延期がなければ「県代表にさえなれなかった」と語る。3年間の努力の積み重ねで頂点をつかんだ。(宮田富士男)