WTTコンテンダーマスカット(2023年10月8日~14日/オマーン) 10月12日、男子シングルス2回戦で張本智和(20=智和企画/世界ランク4位)が篠塚大登(19=愛知工業大学/同32位)をゲームカウント3-2で下し、準々決勝に進出した…

WTTコンテンダーマスカット(2023年10月8日~14日/オマーン) 10月12日、男子シングルス2回戦で張本智和(20=智和企画/世界ランク4位)が篠塚大登(19=愛知工業大学/同32位)をゲームカウント3-2で下し、準々決勝に進出した。

ともに2003年生まれの同学年対決。対戦成績は張本がリードするが、初戦で2021年アジア王者のイ・サンス(韓国)をわずか14失点で破った篠塚は侮れない相手だ。

まず前陣からコンパクトなスイングで攻める篠塚が6-1と飛び出すが、ここから積極性を見せた張本が8連続でポイントし、そのまま11-8と逆転で先制する。

2ゲーム目は再び篠塚の速攻がさく裂。張本が厳しいサーブレシーブで迫るも11-9で奪い返す。だが張本はバック側を攻めて再び攻勢を強める。篠塚も回り込みフォアで打開するが、第3ゲームは張本が11-7で取る。


篠塚大登 Photo:World Table Tennis

4ゲーム目は篠塚が4-1と先行するも、すぐさま張本が逆転。だが、フォア側を突いた篠塚が12-10と再逆転して奪う。

勝負の第5ゲームは篠塚2-1の場面で、張本がメディカルタイムアウトを取る。アジア競技大会男子シングルス準々決勝で足をつり、メダルを逃した悪夢がよみがえるが、しばらくして試合に復帰する。

その後も張本は左足を伸ばすシーンも見られる中、強打よりもうまさで相手をいなすプレーで立ち回る。一進一退の展開で10-10となり、次に張本がバックへのロングサーブを決め、最後は篠塚がサーブミス。張本が執念の勝利を挙げた。

準々決勝では、カールソン(32=同37位)とシェルベリ(26=同23位/ともにスウェーデン)の勝者と対戦する。

<WTTコンテンダーマスカット 男子シングルス2回戦>

張本智和 3-2 篠塚大登
11-8/9-11/11-7/10-12/12-10