10月12日は2015年にディープインパクト産駒が史上最速でJRA通算1000勝を達成した日である。そして、その6日後にはやはり史上最速でのJRA重賞100勝を成し遂げた。その後も勝利を積み重ね、8日の京都4R・障害オープンをロックユー…

 10月12日は2015年にディープインパクト産駒が史上最速でJRA通算1000勝を達成した日である。そして、その6日後にはやはり史上最速でのJRA重賞100勝を成し遂げた。その後も勝利を積み重ね、8日の京都4R・障害オープンをロックユーが制したことで、父サンデーサイレンスを超えるJRA通算2750勝となった。死んで4年以上が経ちながら、今でも存在感を発揮するディープ産駒のこれまで、そして今秋の期待馬を紹介する。

 これまでにJRAのGI級競走を72勝しているディープ産駒だが、今年もジャスティンパレスが天皇賞(春)を制するなど、JRA重賞を6勝。プラダリアが先週の京都大賞典を勝ったのは記憶に新しい。また、最終世代となる現3歳からは英国ダービーなどG1・4勝のオーギュストロダンが登場。最後の最後に超大物を送り出すあたり、さすがは名種牡馬だ。

 この秋のGI戦線でもディープ産駒に要注目だ。ジャスティンパレスに加え、札幌記念を圧勝したプログノーシスが天皇賞(秋)に参戦予定。また、プラダリアはジャパンCや香港ヴァーズなどを視野に入れている。さらに2年前のダービー馬のシャフリヤールは喉の手術を経て、ブリーダーズCターフに向けて調整されている。ここにはオーギュストロダンも参戦予定なので、日英ダービー馬対決となる見込み。国内外で話題満載のディープ産駒から目が離せそうにない。