オークス2着のハーパー(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を狙う。  ハーパーは父ハーツクライ、母セレスタ、母の父ジャンプスタートの血統。母はアルゼンチンのG1エストレージャスJF大賞の勝ち馬…

 オークス2着のハーパー(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を狙う。

 ハーパーは父ハーツクライ、母セレスタ、母の父ジャンプスタートの血統。母はアルゼンチンのG1エストレージャスJF大賞の勝ち馬。半姉のヴァレーデラルナは昨年のJBCレディスクラシックを制している。

 ここまで5戦2勝。昨年12月に2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げると、続くクイーンCで重賞初挑戦初制覇。一気にクラシック候補に浮上した。その後、桜花賞は0秒5差の4着、オークスは1秒0差の2着だったが、リバティアイランドに続いて世代ナンバー2と思わせる走りは見せている。今回でリバティと3戦連続3回目の対決。ハーツクライ産駒らしい成長力でどこまで迫れるかがポイントだ。

 ハーツクライ産駒はこれまで13頭が秋華賞に出走。11年キョウワジャンヌ、14年ヌーヴォレコルト、17年リスグラシューが2着だったが、惜しくも戴冠には届いていない。現2歳が最終世代となるハーツクライ産駒。残り少ないチャンスで勝利を手にすることができるか、注目したい。