春の牝馬2冠を制したリバティアイランド(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)で史上7頭目の牝馬3冠を目指す。  リバティアイランドは父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父オールアメリカンの血統。昨夏の新…

 春の牝馬2冠を制したリバティアイランド(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)で史上7頭目の牝馬3冠を目指す。

 リバティアイランドは父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、母の父オールアメリカンの血統。昨夏の新潟でのデビュー戦をJRA史上最速タイとなる上がり3F31秒4で圧勝。続くアルテミスSは捌き遅れた分、ラヴェルを捕らえ切れず2着だったが、続く阪神JFで難なくリベンジ成功。中団からあっさりと差し切り、2歳女王の座に就いた。

 3歳を迎えて、トライアルを使わずに桜花賞に直行。ここは道中の位置取りから万事休すと思わせたが、大外から鮮やかに追い込んでまず1冠。一転、2400mの距離延長となったオークスは中団前から楽々と抜け出し、史上17頭目の牝馬2冠達成となった。

 迎える秋華賞ではメジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ、デアリングタクトに続き、3年ぶり史上7頭目となる牝馬3冠がかかる。トリッキーな京都芝2000mのコース替わりがカギとなるが、リバティアイランドと川田将雅騎手はどんなレースを見せてくれるのか。歴史的瞬間を心待ちにしたい。