体操の世界選手権は最終日の8日、ベルギー・アントワープで種目別決勝があり、男子鉄棒で橋本大輝(順大)が15・233点で初優勝を果たした。今大会、団体総合、個人総合と合わせて3冠となった。日本勢が同種目で金メダルを獲得するのは2015年大会…

 体操の世界選手権は最終日の8日、ベルギー・アントワープで種目別決勝があり、男子鉄棒で橋本大輝(順大)が15・233点で初優勝を果たした。今大会、団体総合、個人総合と合わせて3冠となった。日本勢が同種目で金メダルを獲得するのは2015年大会の内村航平以来、6大会ぶり。

 男子平行棒では杉本海誉斗(かいと)(相好体操ク)が15・0点で銅メダルを獲得した。2019年のドイツ・シュツットガルト大会の萱和磨(セントラルスポーツ)の銅メダル以来の日本勢のメダルとなった。1位は東京五輪銀メダルのルーカス・ダウザー(独)の15・4点だった。

 今大会の日本勢のメダルは、男子団体総合と男子個人総合の橋本大輝(順大)の金メダル、男子ゆかの南一輝(エムズスポーツク)の銀メダルと合わせて計5つだった。

 女子ではシモーン・バイルス(米)が平均台とゆかを制して、史上最多の通算金メダルの記録を23に伸ばした。(アントワープ=内田快)