山道などを走るトレイルランニングの大会の先駆け的存在とされる「日本山岳耐久レース~長谷川恒男Cup~」(ハセツネカップ、通称ハセツネ)の第31回大会が8日、開幕した。 東京・奥多摩の山々を舞台とするレースで、三頭山(みとうさん)(標高15…

 山道などを走るトレイルランニングの大会の先駆け的存在とされる「日本山岳耐久レース~長谷川恒男Cup~」(ハセツネカップ、通称ハセツネ)の第31回大会が8日、開幕した。

 東京・奥多摩の山々を舞台とするレースで、三頭山(みとうさん)(標高1531メートル)、御前山(同1405メートル)などの山々が連なる計71・5キロを、24時間以内で走ってゴールを目指す。午後1時、小雨がぱらつく中を、男女計1878人の選手が出発点のあきる野市立五日市中学校からスタートした。

 今年は初めて、コース中に歩行区間が設けられる。

 コースの大半は、秩父多摩甲斐国立公園内にある。中でも希少な動植物が多いことなどから特別保護地区となっている三頭山山頂付近の計1・9キロを走行禁止にした。

 一般の計1659人は違反が発覚すると、完走タイムに1時間のペナルティーが科される。一方、エリート枠の219人(男子190人、女子29人出走)のみ走行が認められた。