プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは7日、ホームの松江市総合体育館(学園南1丁目)で今シーズンの開幕戦に臨んだ。接戦となったが、地力を発揮し、シーホース三河(中地区)を76―71で下した。B1初制覇に向け、好ス…

 プロバスケットボールBリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックは7日、ホームの松江市総合体育館(学園南1丁目)で今シーズンの開幕戦に臨んだ。接戦となったが、地力を発揮し、シーホース三河(中地区)を76―71で下した。B1初制覇に向け、好スタートを切った。

 駆けつけた観客はレギュラーシーズンで過去最多の4375人。会場はチームカラーの青色に染まった。

 島根は第1クオーター、ニック・ケイ選手やペリン・ビュフォード選手、主将の安藤誓哉選手が立て続けにシュートを決め、優位に試合を進めた。しかし、次第に攻守のリズムを崩し、一時逆転を許す場面もあった。第2クオーターに入り、安藤選手が3点シュートを3本決めるなどしてリズムを取り戻し、前半を6点リードで折り返した。

 第3、4クオーターは、昨季ケガに苦しんだウィリアムス・ニカ選手が活躍。巧みなパスワークで相手を翻弄(ほんろう)し、着実に得点を重ねた。最後に三河の猛攻を受け、試合終了間際に3点差まで詰め寄られたが、逃げ切った。

 試合終了後、安藤選手は「(開幕戦を)勝ててほっとしている」と話した。勝因については、要所で走れたことと、三河の猛攻を受けながらも攻守の切り替えを速くする「バズソー」ができたことを挙げた。

 島根は8日も松江市総合体育館で三河と対戦する。(堀田浩一)