コロナ禍のため鹿児島県での開催が3年延びた特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は7日、鹿児島市の白波スタジアムで総合開会式を行い、幕を開けた。来年から名称が「国民スポーツ大会」に変わるため、「国体」としては最後の大会になる。 9月に…

 コロナ禍のため鹿児島県での開催が3年延びた特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」は7日、鹿児島市の白波スタジアムで総合開会式を行い、幕を開けた。来年から名称が「国民スポーツ大会」に変わるため、「国体」としては最後の大会になる。

 9月に行われた会期前実施を含めて正式競技37、特別競技1の計38競技に選手・監督・役員ら計約2万3千人が参加し、17日まで熱戦を繰り広げる。鹿児島県での開催は1972年以来51年ぶり。

 開会式には天皇、皇后両陛下が出席。天皇陛下は「鹿児島県民を始め、多くの人々に支えられて開催されるこの特別国民体育大会が『コロナ禍からの再生と飛躍』を象徴する大会として、皆さんの心に残る、実り多い大会となることを期待します」と述べた。

 両陛下は、児童や生徒らによるダンスなどの式典前演技や、選手らの入場行進に拍手を送った。(宮田富士男、多田晃子)