今週の日曜日は、東京競馬場で毎日王冠(GII・芝1800m)が行われます。  過去10年の毎日王冠では前走GII以上に出走(海外遠征馬含む)が8勝2着6回3着4回と圧倒しています。毎日王冠は秋の大舞台を見据える多くの有力馬が出走してきま…

 今週の日曜日は、東京競馬場で毎日王冠(GII・芝1800m)が行われます。

 過去10年の毎日王冠では前走GII以上に出走(海外遠征馬含む)が8勝2着6回3着4回と圧倒しています。毎日王冠は秋の大舞台を見据える多くの有力馬が出走してきますので、前走で高いレベルの競走を経験している事が重要なのでしょう。

 さらに、前走GII以上に出走(海外遠征馬含む)し、そこで5着以内だった馬が7勝2着4回3着3回となっていますので、前走でハイレベルなレースに出走しある程度の結果を残している馬に関しては評価を上げる必要があるのではないでしょうか。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
3歳馬(ただし、GIで連対実績のある馬は除く)
[0-0-0-8]複勝率0%
該当馬:エエヤン、エルトンバローズ
(過去の該当馬:20年サトノインプレッサ2番人気10着、15年アンビシャス2番人気6着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるエルトンバローズが該当しました。

 過去10年の毎日王冠において、3歳馬は3勝2着1回の結果を残しています。馬券に絡んだ4頭は全てGIでの連対している実績があり、世代トップクラスの能力を有している馬でした。

 先述したように毎日王冠は高い能力を持つ馬が集結する一戦ですので、3歳馬がその中に入って互角以上に戦うためには、それ相応の実績を上げている事が最低条件と言えそうです。

 過去の該当馬に挙げたサトノインプレッサやアンビシャスは重賞勝ちの実績こそありましたが、同世代のトップが集まるGIでの連対実績はありませんでした。3歳馬は古馬よりも軽い斤量で出走できる事もあり人気になりやすいですが、好走するに相応しい実績がなければ、古馬の一線級相手には通用しない事は覚えておきたいところです。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。