バレーボール男子のパリオリンピック(五輪)予選は6日、東京大会第5日が国立代々木競技場であり、2大会連続の出場をめざす日本はセルビアに3―0で快勝し、3試合連続のストレート勝ちを決めた。チーム最多の16得点を挙げた西田有志が第1セットから…

 バレーボール男子のパリオリンピック(五輪)予選は6日、東京大会第5日が国立代々木競技場であり、2大会連続の出場をめざす日本はセルビアに3―0で快勝し、3試合連続のストレート勝ちを決めた。チーム最多の16得点を挙げた西田有志が第1セットから強打や強烈なサーブを効果的に決め、試合を優位に進めた。

 次戦は7日、スロベニアと対戦する。

■「足は絶対止めない」

 西田有志は試合前にこう語っていた。「動きまくるのが日本の強み。連戦で疲れはあるかもしれないけど、足は絶対止めない」

 言葉通り、チームは随所で粘り強い守りを見せた。体を投げ出してボールを拾ってつなぎ、簡単に得点を許さない。象徴的だったのが、追う展開で迎えた第3セット、18―19の場面。味方がブロックではじいたボールを西田が飛び込んで片手で拾う。石川祐希のトスを受けた宮浦健人が同点のスパイクを決め、逆転につなげた。

 この3連戦から、上位チームとの直接対決。「耐えて、1点1点重ねることでネガティブな流れを払拭(ふっしょく)できる」とフィリップ・ブラン監督。まず、初戦を制した。

■他国の結果

 トルコ(2勝3敗)3―2フィンランド(5敗)、エジプト(2勝3敗)3―2チュニジア(5敗)、米国(5勝)3―1スロベニア(4勝1敗)