体操の世界選手権は5日(日本時間6日)、ベルギー・アントワープで男子個人総合の決勝があり、東京オリンピック(五輪)金メダリストの橋本大輝(順大)が6種目合計86・132点で昨年の英リバプール大会に続く連覇を達成した。 男子個人総合での連覇…

 体操の世界選手権は5日(日本時間6日)、ベルギー・アントワープで男子個人総合の決勝があり、東京オリンピック(五輪)金メダリストの橋本大輝(順大)が6種目合計86・132点で昨年の英リバプール大会に続く連覇を達成した。

 男子個人総合での連覇は、2009年大会から6連覇した内村航平(現日本代表コーチ)以来、史上4人目。3日の団体総合に続く金メダルで、今大会2冠となった。

 橋本は1種目めのゆかで着地が決まらず17位と出遅れたものの、その後は立て直した。「最初は本当にヒヤヒヤした。2種目めからもう一度、集中して臨めたのは本当に良かった。ほっとしています」と笑顔を見せた。

 2位はイリア・コフトゥン(ウクライナ)、3位はフレデリック・リチャード(米国)。世界選手権初出場で予選1位の千葉健太(セントラルスポーツ)は4位だった。(アントワープ=内田快)