桜花賞、オークスを制し、残すところは秋華賞(10月15日・京都芝2000m)で牝馬三冠となるリバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)。先週の2週前追い切りはCWで片山裕也調教助手が跨って単走だったが、今朝5日は川田将雅騎手が跨り、3頭…

 桜花賞、オークスを制し、残すところは秋華賞(10月15日・京都芝2000m)で牝馬三冠となるリバティアイランド(栗東・中内田充正厩舎)。先週の2週前追い切りはCWで片山裕也調教助手が跨って単走だったが、今朝5日は川田将雅騎手が跨り、3頭併せとなった。

 今週は火曜日が全休だったこともあり、朝一番の追い切りが混雑。この時間帯にCWへ入場。ロックユーが先頭、これにメイショウクーガーが続いて、一番後ろから追走する形で6F標識を通過。3コーナーへ入っていく時が先頭との差が6馬身くらいあった。

 決して前半は速くなかったが、走り自体はすごくスムーズで、やはり春と比べても成長を感じる。最後の直線に向いても前2頭との差はかなりあったが、仕掛けているというよりも促す程度の合図でスピードに乗っていき、文字通り、並ぶ間もなく2頭を抜き去って、大きく先着した。

 時計は6F81.5-5F65.9-4F51.1-3F35.5-2F21.9-1F11.0秒。ラスト2Fは10.9秒から11.0秒だが、10月5日のCWで2F22秒切りはこの馬だけ。しかもあの手応えだから恐れ入るし、腹まわりなんかは先週に比べてもスッキリ見せ、それでいて、トモはボリューム十分。休み明けにはなるが、レースではさすがリバティアイランドという姿を見せてくれるのではないだろうか。

(取材・文:井内利彰)