8日に毎日王冠(GII、東京芝1800m)を含めたWIN5対象レースが行われる。 JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数150票、払戻金263…

8日に毎日王冠(GII、東京芝1800m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数150票、払戻金263万8040円と、4億オーバーを記録した2週前よりは落ちたものの100万超えの好配当を記録している。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

◆【毎日王冠2023/全頭分析】「芝1800mかつ斤量57キロだが……」ソングラインの評価を落とせない理由

■毎日王冠は“2強”からソングラインを消し

秋の東京開幕週で施行される毎日王冠。2018年から5年連続で1番人気馬が優勝しており、近年は人気通りの平穏決着が続いている。

しかし、17年以前は1番人気が2勝、3、4、8番人気が1勝。14年には8番人気のエアソミュールが1着、クビ差の2着に11番人気のサンレイレーザーが逃げ粘り、3連単は38万8350円の高配当を記録した。

脚質傾向を見ると逃げ2勝、先行2勝、差し3勝、追込3勝。直近4年は上がり最速を記録した馬が勝利しており、直線の長い東京らしい傾向となっている。

今回のメンバーでは、シュネルマイスター、ソングラインが最有力。しかし、ソングラインが国内で制した重賞4勝はすべて上がり3F2位以下。前走安田記念もシュネルマイスターに上がり最速の座を譲っていた。究極の切れ味が勝敗を左右する本レースの性質を考慮すると、ソングラインは消しの判断となる。

その一方で、逃げ馬にも警戒を払いたいところ。直近3年は馬券外に沈んでいるが、過去には11番人気馬が激走。展開によっては波乱の立役者になる可能性も十分だ。特にジャスティンカフェが出走した東京新聞杯で逃げ切り勝ちを決めたウインカーネリアンは押さえておきたい。

■WIN4は大荒れに警戒

今回警戒すべきは、WIN4京都11R・夕刊フジ杯オパールS。京都で開催された13年から20年のデータでは、3連単の平均配当額が18万601円と波乱傾向。今回はここが山場と見る。

まずWIN1東京9R・三鷹特別は過去の傾向から末脚が魅力の馬を手広く押さえて突破する。続くWIN2京都10R・トルマリンSは、重賞経験と京都での実績からクレメダンジュを指名し“1点突破”だ。

WIN3東京10R・JRAアプリ記念は、過去10年、10月にダート1600mで行われた3勝クラスの傾向から前が有利なレース。上位人気が予想されるパラレルヴィジョンと前走結果を残したレッドバロッサの2頭で攻略する。

最後に取り上げるのは、大波乱もあり得る注目のWIN4京都11R・夕刊フジ杯オパールS。データでは差しが最多5勝、次いで逃げが2勝。中団に控える馬にとって有利な傾向だが、4角7番手以降は2勝、10番手以降は勝ち星なし。差しでもやや前めがベストポジションとなりそうだ。伏兵の逃げ・先行馬にも警戒が必要で、3連単57万7580円を記録した16年も逃げ切りによる決着。荒れることも考慮し、伏兵含めた4頭で突破を狙う。

WIN1:キタノブライド、レフトゥバーズ、ビーナスローズ、シャドウフューリー WIN2:クレメダンジュ WIN3:パラレルヴィジョン、レッドバロッサ WIN4:シングザットソング、ビッグシーザー、メイショウゲンセン、ジャスパージャック WIN5:ソングライン、ウインカーネリアン

計64点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)