今年競技生活を引退したフィギュアスケートの高橋大輔さん(37)=倉敷市出身=が4日、岡山市内の会合で、今後の身の振り方について聞かれた。再来年に県内で開催される国民スポーツ大会冬季大会には「地元での開催はなかなかないこと。選手としては滑ら…

 今年競技生活を引退したフィギュアスケートの高橋大輔さん(37)=倉敷市出身=が4日、岡山市内の会合で、今後の身の振り方について聞かれた。再来年に県内で開催される国民スポーツ大会冬季大会には「地元での開催はなかなかないこと。選手としては滑らないが、盛り上げに関わることができれば」と意欲を見せた。

 両備グループの公益財団法人からこの日、男子初の五輪でのフィギュア銅メダル獲得やアイスダンスへの挑戦などがたたえられて特別功労賞を受賞した。高橋さんは競技者としての一線を退いたが、パフォーマーとしてスケートを続ける。「地元はいつも温かく迎えてくれる。1度岡山でアイスショーを開きたい」と地元への思いを口にした。

 今後の具体的予定は「思いはあるが、何も決まっていない」と説明。指導者としての期待の声もあるが「シングルに比べるとカップル競技は経済面などさまざまな面で環境が不十分。サポート役として改善に向けて力になりたい」と話した。(小沢邦男)