バレーボール男子のパリオリンピック(五輪)予選は4日、東京大会第4日が国立代々木競技場であり、2大会連続の出場をめざす日本はトルコを3―0で圧倒し、2試合連続のストレート勝ちを飾った。チーム最多の15得点を挙げた西田有志、14得点だった主…

 バレーボール男子のパリオリンピック(五輪)予選は4日、東京大会第4日が国立代々木競技場であり、2大会連続の出場をめざす日本はトルコを3―0で圧倒し、2試合連続のストレート勝ちを飾った。チーム最多の15得点を挙げた西田有志、14得点だった主将の石川祐希のスパイクがさえ、序盤から主導権を握った。

 次戦は6日、セルビアと対戦する。

■中央からの速攻で流れつかむ

 第1セット、15―8で日本にチャンスボールが来た。セッター関田誠大は中央に短いトス。高橋健太郎が豪快に決めるとトルコがタイムアウトを取った。これで日本が序盤の流れをつかんだ。

 第2戦で格下エジプトに敗れ、窮地に立たされた日本。五輪出場権を得られる2位以内に向け、息を吹き返すきっかけになったのが中央の速攻だった。第3戦では次々と決め、初のストレート勝ちを挙げた。

 中を攻めれば、外のブロックが甘くなる。この日も空いた外から西田有志らが強打を放った。高橋健は「布石が効いた」。多彩な攻撃で日本の復調を感じさせた。

■他国の結果

 スロベニア(4勝)3―1エジプト(1勝3敗)、セルビア(3勝1敗)3―0フィンランド(4敗)、米国(4勝)3―0チュニジア(4敗)