困っている人に寄り添う気持ちを――。パラリンピックアテネ大会車いす陸上(1600メートルリレー)で銅メダルを獲得した永尾嘉章(よしふみ)さん(60)が3日、都留文科大付属小(山梨県都留市)を訪れ、他人を思いやることの大切さを語った。 日本…

 困っている人に寄り添う気持ちを――。パラリンピックアテネ大会車いす陸上(1600メートルリレー)で銅メダルを獲得した永尾嘉章(よしふみ)さん(60)が3日、都留文科大付属小(山梨県都留市)を訪れ、他人を思いやることの大切さを語った。

 日本財団パラスポーツサポートセンターの体験型授業「あすチャレ!スクール」の一環。児童約30人が参加し、競技用車いす「レーサー」に乗って速度を競ったり、リレー大会をしたりして理解を深めた。

 永尾さんは「一人一人、できることと、できないことがある。皆さんもお互いを尊重しあって生きてほしい」と語りかけた。

 小学6年の山本瑠花(るか)さんは「まっすぐ走るのも、曲がるのも、難しかった。困っている人を見かけたら助けようと思います」と話した。(棟形祐水)