毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)は3歳馬に要注目! 今年はエエヤン(牡3、美浦・伊藤大士厩舎)とエルトンバローズ(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)の2頭がエントリーしている。  近年の毎日王冠は3歳馬が強い。18年は3頭出走で2着ステ…

 毎日王冠(3歳上・GII・芝1800m)は3歳馬に要注目! 今年はエエヤン(牡3、美浦・伊藤大士厩舎)とエルトンバローズ(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)の2頭がエントリーしている。

 近年の毎日王冠は3歳馬が強い。18年は3頭出走で2着ステルヴィオ、19年は2頭出走で1着ダノンキングリー、20年は2頭出走で1着サリオス、21年は1頭出走で1着シュネルマイスター(22年は出走なし)。出走があった年に限れば4連続連対中、そして3連勝中なのだ。

 今年は重賞ウイナー2頭が挑む。エエヤンは3連勝で前々走のニュージーランドTを制覇。続くNHKマイルCは9着に終わったが、中団で折り合いを欠いた上、直線で前が詰まる不利もあったので、決して全力を出し切った内容ではなかった。ポイントは実績のない東京が舞台であること。そういった意味では今後を占う一戦となるだろう。

 エルトンバローズは3連勝で前走のラジオNIKKEI賞を制した。相手がスムーズさを欠いたとはいえ、後にセントライト記念を制したレーベンスティール(3着)に先着したのは事実。こちらも実績のない左回りに替わる点がカギだが、そこさえクリアできれば上位に食い込んでも不思議はない。

 若さと勢いで並み居る実績馬を倒すことができるか。伏兵評価の3歳2騎の走りに注目したい。