障害の有無に関わらず参加できるパラスポーツのイベント「インクルーシブ・スポーツ・フェスタ広島」が30日、開幕した。初開催となる今回は、1日までの2日間、東広島運動公園(東広島市)などで約10種類の競技があり、事前に登録した約700人が参加…

 障害の有無に関わらず参加できるパラスポーツのイベント「インクルーシブ・スポーツ・フェスタ広島」が30日、開幕した。初開催となる今回は、1日までの2日間、東広島運動公園(東広島市)などで約10種類の競技があり、事前に登録した約700人が参加する。

 30日には同公園の体育館で開会式があり、ボッチャの実演と大会があった。実演では、広島市出身で一昨年の東京パラリンピックボッチャ代表の古満渉選手の解説のもと、湯崎英彦知事やイベントで競技の指導や啓発を行う県内のアスリートらが挑戦。今季限りで現役を引退するプロバスケットボール広島ドラゴンフライズ主将の朝山正悟選手が、シュートの投げ方で的の球へピタリと寄せた。一方、「現役のときは数々の悪送球を投げてきた」と宣言したプロ野球広島東洋カープOBの安部友裕さんは速球で的を外し、訪れた参加者を楽しませた。

 1日にはパラアスリートらが指導する競技もあり、参加者以外も見学できる。イベントは今後毎年開催し、来年は福山市をメイン会場に行う予定だという。(黒田陸離)