第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州>9月30日、女子シングルス準々決勝が行われ、早田ひな(23=日本生命/世界ランク9位)が鄭怡静(31=台湾/同14位)をゲームカウント4-2で下し、準決勝進出、銅メダル…

第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州>

9月30日、女子シングルス準々決勝が行われ、早田ひな(23=日本生命/世界ランク9位)が鄭怡静(31=台湾/同14位)をゲームカウント4-2で下し、準決勝進出、銅メダル以上が確定した。

鄭はここ1年で伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(木下グループ)、そして早田と黄金世代の3人をまとめて破った日本キラー。国際大会でも早田と実力伯仲の相手だ。

試合はいきなり、鄭の定評あるフォア強打をまともに浴びて0-7とリードされ、早田は追い上げも届かず7-11で先制される。第2ゲームも両サイドに大きく振る鄭の攻めに苦しみ、8-11で落とす。

写真:千葉 格/アフロ

だが3ゲーム目は早田が先にフォアでコースを突く展開で11-6と取り返し、次もバック側に深いレシーブで回り込みを防ぎ、さらにフォア側を攻め鄭を台から下げて11-9とここも奪う。

出足で0-3とリードされた第5ゲームも、ミドルを攻めて決め球でフォア側を突く早田の攻めが結実し、12-10と逆転で奪取する。

6ゲーム目は3-9までリードされるが、得意のフォアを浴びせて早田が大逆転。最後もフォアドライブで決め、勝利をもぎ取った。

女子シングルスでは福原愛(銅メダル)以来、13年ぶりのメダルが確定。メダルの色をかける準決勝は、バトラー(インド)と王芸迪(中国)の勝者と対戦する。

<アジア競技大会 女子シングルス準々決勝>
早田ひな 4-2 鄭怡静(台湾)
7-11/8-11/11-6/11-9/12-10/11-9