【シリウスS予想】4年ぶり阪神開催！ 中心視すべきは前走右回りコースの出走馬

　今週の土曜日は、阪神競馬場でシリウスステークス(GIII・ダート2000m)が行われます。

　ここ3年は中京ダート1900mでの開催となっていましたが、今年は4年ぶりに阪神ダート2000mで開催されます。

　阪神ダート2000mで開催された10年から19年までの10レースを見ると、前走で右回りに出走していた馬が7勝2着6回3着9回と好成績を残しています。阪神は右回りになりますので、前走で右回りを経験している事がアドバンテージとなり好走率が上がるのではないでしょうか。今年も前走右回り出走馬に注目して予想を組み立ててはいかがでしょうか。

　ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走新潟に出走(ただし、前走上がり3位以内の馬は除く)
[0-0-0-13]複勝率0％
該当馬：アイコンテーラー、ヴァンヤール、サンマルレジェンド、ヘラルドバローズ
(過去の該当馬：17年マスクゾロ1番人気7着、13年サトノプリンシパル1番人気15着)
※データは10年から19年までの阪神ダート2000mで開催された10年分を対象にしています。

　上位人気が予想されるヴァンヤールが該当しました。

　先述したようにデータ対象期間の10レースでは、前走右回りに出走していた馬が好成績となっており、前走が左回りだった馬は劣勢となっています。前走が左回りの馬の中でも、とりわけ厳しい結果となっているのが前走で新潟に出走していた馬です。

　それほどレベルが高くない新潟でのレース経験はシリウスSでは大きな意味をなさないと言えそうです。前走が左回りだったとしてもそのレースがハイレベルであれば、そこでの経験がシリウスSでの好走に繋がってくるのではないでしょうか。

　ただし、前走新潟出走馬の中でも、そのレースで上がり3位以内を記録していた馬は例外です。そのような馬は末脚という武器があり、それを活かしてシリウスSで好走する可能性がありますので注意したいところです。

　重賞レースの参考に、是非お役立てください。