早田ひなが快勝でベスト8進出！平野美宇は世界ランク外の北朝鮮選手に敗北【卓球 アジア競技大会】

第19回アジア競技大会 ＜卓球競技 9月22日～10月2日／中国・杭州＞　9月29日、女子シングルス3回戦が行われ、日本勢は早田ひな（23=日本生命／世界ランク9位）が準々決勝に進出した。

早田はZHOU Jingyi（18=シンガポール／同179位）と対戦。初対戦の相手のボールにもすぐさま対応し、得意のフォアをたたき込む早田は、最初の2ゲームを11-4、11-2で連取する。

第3ゲームはフォア側を攻められるなどで接戦となるが、早田はトスや長さを工夫したサーブから打開して11-8で奪取。4ゲーム目も8-7まで競り合うも、両ハンドで押し切って11-8とし、ストレートで勝利した。

平野美宇（23=木下グループ／同16位）はPYON Songgyong（22=北朝鮮／世界ランクなし）との一戦。第1ゲームは中盤から差を広げられ、7-11で先取される。だが次は前半で抜け出して11-7で取り返す。

リードされた第3ゲームは平野が10-10に追いつくが、ここは10-12で奪われる。4ゲーム目は11-4ですぐさま追いつくが、次は5-11で失う。第6ゲームもリードを奪われ、8-11で落として敗れた。

コロナ禍での国策により国際大会に長らく出場せず、軒並み世界ランクのない北朝鮮選手。だが2019年平壌オープンでも準優勝したその強さで、2017年アジア選手権覇者の平野すらのみ込んだ。

なお準々決勝で早田はソ・ヒョウォン（36=韓国／同60位）と鄭怡静（31=台湾／同14位）の勝者と対戦する。

＜アジア競技大会 女子シングルス3回戦＞
早田ひな 4-0 ZHOU Jingyi（シンガポール）
11-4/11-2/11-8/11-8

平野美宇 2-4 PYON Songgyong（北朝鮮）
7-11/11-7/10-12/11-4/5-11/8-11

【大会名称】第19回アジア競技大会
【卓球競技 開催期間】2023年9月22日（金）～10月2日（月）
【会場】中国・杭州
【出場種目】
■男子団体（5名）
張本智和、吉村真晴、戸上隼輔、及川瑞基、松下大星

■女子団体（5名）
早田ひな、平野美宇、木原美悠、長﨑美柚、張本美和

■男子シングルス（2名）
張本智和、吉村真晴

■女子シングルス（2名）
早田ひな、平野美宇

■男子ダブルス（2組）
吉村真晴／戸上隼輔、及川瑞基／松下大星

■女子ダブルス（2組）
平野美宇／長﨑美柚、木原美悠／張本美和

■混合ダブルス（2組）
張本智和／早田ひな、戸上隼輔／木原美悠