プロバスケットボールB1・広島ドラゴンフライズで最年長の朝山正悟選手(42)が今季限りでの現役引退を表明した。28日に会見した朝山選手は「幸せな競技人生だった。体はまだ元気だが、練習や試合が少し怖くなってきた。自分自身としては限界かなと思…

 プロバスケットボールB1・広島ドラゴンフライズで最年長の朝山正悟選手(42)が今季限りでの現役引退を表明した。28日に会見した朝山選手は「幸せな競技人生だった。体はまだ元気だが、練習や試合が少し怖くなってきた。自分自身としては限界かなと思った」などと理由を述べた。

 横浜市出身の朝山選手は、東京・世田谷学園高、早大を経て2004年に日立(現SR渋谷)へ入団。15年にドラゴンフライズへ加入し、17年はBリーグ初の選手兼任ヘッドコーチ(HC)も務めた。3点シュートを得意とし、Bリーグ通算378試合出場で3322得点。

 今季はコーチ兼任で主将に復帰した。チームは来月7日に開幕戦を迎える。集大成のシーズンに向け、朝山選手は「役割を全うしてチームの勝利に貢献する。最後は笑顔で締めくくれたらいい」と意気込んだ。(辻健治)