ラグビーワールドカップ(W杯)の1次リーグD組で1勝1敗の日本は28日(日本時間29日)、サモアと対戦。28―22で勝ち、通算成績を2勝1敗として、決勝トーナメント進出へ前進した。 日本のフッカー堀江翔太が相手頭部へのタックルでペナルティ…

 ラグビーワールドカップ(W杯)の1次リーグD組で1勝1敗の日本は28日(日本時間29日)、サモアと対戦。28―22で勝ち、通算成績を2勝1敗として、決勝トーナメント進出へ前進した。

 日本のフッカー堀江翔太が相手頭部へのタックルでペナルティーを受けた。前半36分、映像で反則を確認する審判からチェックが入り、反則が認められた。

 今大会では反則の危険度などに応じて、10分間の一時的退出にとどまるイエローカードか、退場となるレッドカードか判定する「バンカーシステム」が採用されており、堀江に適用された。判定の結果、堀江はイエローカードとなった。

 37歳の堀江は、リーチ・マイケルと並んで4大会連続のW杯出場。スクラムやラインアウトといったセットプレーをはじめとして、日本の攻守における要だ。

 堀江が退出している間、日本はサモアにモールからトライを奪われ、ラインアウトの投入役をリーチが代わって務めるなど、劣勢を強いられた。

 試合後は「レッド(カード)になったらどないしよう、と思っていた。イエローで済んで、何とか味方が(失点を)1トライに抑えてくれた」と苦笑いを浮かべていた。