BSN賞を制したアイコンテーラー(牝5、栗東・河内洋厩舎)が、シリウスステークス(3歳上・GIII・ダ2000m)で重賞初制覇を狙う。  アイコンテーラーは父ドゥラメンテ、母ボイルトウショウ、母の父ケイムホームの血統。デビューから一貫し…

 BSN賞を制したアイコンテーラー(牝5、栗東・河内洋厩舎)が、シリウスステークス(3歳上・GIII・ダ2000m)で重賞初制覇を狙う。

 アイコンテーラーは父ドゥラメンテ、母ボイルトウショウ、母の父ケイムホームの血統。デビューから一貫して芝を走り、3歳秋にオープン入り。重賞でも昨年の中日新聞杯で3着、今年の愛知杯で2着など、惜しい競馬を繰り返していた。そんな中で挑んだ初ダートの前走・BSN賞は8番人気の低評価だったが、好位から抜け出して2馬身差の楽勝。5歳夏にして新境地を開く内容だった。当時の走りが再現できれば、一気の相手強化となる重賞でも引けを取ることはないだろう。

 これまでシリウスSに牝馬は延べ25頭が挑み、[3-3-2-17]の勝率12%、複勝率32%。99年ゴールドティアラ、01年ブロードアピール、06年メイショウバトラーの3頭が勝利している。しかし、07年に阪神ダ2000mに舞台が移って以降は延べ6頭で10年ラヴェリータの2着が最高着順。紅一点のアイコンテーラーが17年ぶり4頭目の牝馬Vとなるか、注目の一戦となる。