【鳥取】「勝つことにはこだわって、挑戦していこうと思います」。中国・杭州市で10月22~28日に開かれる「アジアパラ競技大会」の陸上・女子走り幅跳び(T20・知的障害クラス)に出場する川口梨央(りお)選手(21)が27日、倉吉市役所に広田…

 【鳥取】「勝つことにはこだわって、挑戦していこうと思います」。中国・杭州市で10月22~28日に開かれる「アジアパラ競技大会」の陸上・女子走り幅跳び(T20・知的障害クラス)に出場する川口梨央(りお)選手(21)が27日、倉吉市役所に広田一恭市長を訪問し、決意を述べた。

 川口選手はペットフード製造のドアーズ(倉吉市関金町)に勤務しながら、NPO法人かがやきプロジェクト(同町)の指導で倉吉を拠点に練習に励んでいる。6月には東京であった大会で5メートル19の自己ベストを記録。現在世界ランキング13位、アジアランキング2位という。

 広田市長は「持てる力を発揮して」と激励。川口選手は取材に「今から楽しみです。期待に応えられるような跳躍をしたい。世界には6メートルを超える選手もいるので、そこに近づきたい」と話した。来年のパリ・パラリンピック出場が目標という。(奥平真也)