9月26日(火)に金沢競馬場で行われる白山大賞典(3歳上・JpnIII・ダ2100m)。当地では唯一のダートグレード競走で、優先出走権はないがJBCクラシックへの前哨戦となっている。  今年はウィルソンテソーロのパフォーマンスに注目。こ…

 9月26日(火)に金沢競馬場で行われる白山大賞典(3歳上・JpnIII・ダ2100m)。当地では唯一のダートグレード競走で、優先出走権はないがJBCクラシックへの前哨戦となっている。

 今年はウィルソンテソーロのパフォーマンスに注目。これまでダートでは7戦6勝と底を見せておらず、前走のマーキュリーCも圧勝している。下半期のダート戦線を引っ張っていくであろう超新星に、待ったをかける存在は現れるか。発走予定日時は26日(火)の17時10分。主な出走予定馬は以下の通り。

■ウィルソンテソーロ(牡4、美浦・小手川準厩舎)

 現在ダートグレード競走を2連勝中で、ダートにおけるキタサンブラックの代表産駒といえる一頭だ。デビュー3戦は芝で結果が出なかったが、ダートに転じて4連勝でOP入り。昇級初戦の名古屋城Sこそ5着だったが、続くかきつばた記念で初タイトルを獲得。前走のマーキュリーCも危なげなく4馬身差の圧勝と勢いは止まらない。今回も筆頭格だろう。

■セイカメテオポリス(牡5、大井・渡辺和雄厩舎)

 今年4月のオグリキャップ記念で約1年半ぶりのタイトルを獲得すると、続く大井記念は2馬身差の圧勝。前走の東京記念も直線は外から鋭く伸び、前年覇者ランリョウオーをとらえて重賞3連勝を飾った。2着、3着どまりが多く勝ちきれない一面があった本馬だが、今年は南関東の春秋ビッグレースを制して絶好調。ダートグレード競走初制覇に期待がかかる。

■ケイアイパープル(牡7、栗東・村山明厩舎)

 昨年2月の佐賀記念で重賞初制覇を飾ると、以降も安定した成績でダート中距離路線をけん引。昨年の白山大賞典では道中3番手を追走すると、2周め向正面から一気に先頭に立って押しきり、2馬身半差をつける好内容で2つめのタイトルをつかむ。その後は勝ち星こそないが、名古屋大賞典では2着に好走。今回も気分よく走れれば、連覇の可能性は十分にある。

 そのほかにも、帝王賞で地方馬最先着を果たしたライトウォーリア(牡6、川崎・内田勝義厩舎)、マーキュリーCで3着に入ったメイショウフンジン(牡5、栗東・西園正都厩舎)などが出走を予定している。