昨年の葵S覇者のウインマーベル(牡4、美浦・深山雅史厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)でGI初制覇を狙う。  ウインマーベルは父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラス、母の父フジキセキの血統。昨年の葵Sで重…

 昨年の葵S覇者のウインマーベル(牡4、美浦・深山雅史厩舎)が、スプリンターズステークス(3歳上・GI・芝1200m)でGI初制覇を狙う。

 ウインマーベルは父アイルハヴアナザー、母コスモマーベラス、母の父フジキセキの血統。昨年の葵Sで重賞初制覇。その後は古馬との戦いに転じ、キーンランドC→スプリンターズSと2戦連続で2着に食い込み、現役トップレベルのスプリンターであることを示した。今年は4戦して未勝利だが、前々走の京王杯SCでは2着に健闘している。敗れた3戦は重量や道悪など明確な敗因があるので、見限るのは早計だ。

 90年にスプリンターズSがGIに昇格して以降、前年の2着馬が参戦したことは17回あって、[1-4-1-11]の勝率6%、複勝率35%。15年にストレイトガールが制しているが、その後の5頭は16着、5着、15着、10着、6着と苦戦続きとなっている。ウインマーベルはジンクスを打ち破り、悲願のGIタイトルを手にすることができるか。8年ぶり2頭目となる“リベンジV”を期待したい。