イランに敗北を喫した日本。この日はエースの張本も精彩を欠いた。(C)Getty Images 衝撃的なアップセットに驚きの声が広まっている。9月24日、中国・杭州での第19回アジア競技大会で、卓球男子の団体準々決勝が行われ、日本が格…

イランに敗北を喫した日本。この日はエースの張本も精彩を欠いた。(C)Getty Images

 衝撃的なアップセットに驚きの声が広まっている。9月24日、中国・杭州での第19回アジア競技大会で、卓球男子の団体準々決勝が行われ、日本が格下とされたイランに0-3でストレート負けを喫したのだ。

 世界ランク3位の日本が、同27位のイランに足をすくわれる。大会を騒然とさせる大波乱となった。

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 第1試合でエースの張本智和を送り込んだ日本だったが、アラミヤン兄弟の弟・ニマに苦戦。第1、第2ゲームこそ連取するも、第3ゲームからロングラリーをことごとく制されてしまう。その後も本来のペースを取り戻せないまま、なんと2-3で逆転負けを喫した。

 世界ランク4位に位置するエースが崩れた日本は、俄然勢いに乗るイランを食い止められず……。後に続いた戸上隼輔が敗れると、吉村真晴も敗北。会場が完全アウェー状態となるなか、涙をのんだ。

 優勝候補の一角でもあった日本の敗北は各国メディアを大きく揺るがせている。とりわけ日本男子を強くライバル視していた“卓球大国”中国からは嘆きの声も上がっている。

 中国のスポーツメディア『捜狐』は「試合前まで誰もイランが勝ち進むとは予想していなかった」と強調。そして「日本は大黒柱の張本が敗れ、その動揺を隠しきれないまま敗れた。彼らは相手を甘く見たのかもしれない」と試合を振り返っている。

 同じく中国のスポーツポータルサイト『Tencent News』は「日本は大会が始まってから卓球界では史上最大級の番狂わせに見舞われた」と大々的に報道。「このイラン戦は卓球の歴史においても間違いなく最大級の驚きだ。中国のライバルである日本がイランに1試合も取れずに敗れたのである」とレポートしている。

 目標としていたメダル獲得を前に敗れた日本。この驚きの敗北が生んだ余波はしばらく続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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