第99回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会2次ラウンド(秋田会場)最終日が24日、秋田県大館市のタクミアリーナであり、男子ワールドカップ(W杯)で活躍した河村勇輝選手(22)を擁する横浜ビー・コルセアーズと秋田ノーザンハピネッツが対戦…

 第99回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会2次ラウンド(秋田会場)最終日が24日、秋田県大館市のタクミアリーナであり、男子ワールドカップ(W杯)で活躍した河村勇輝選手(22)を擁する横浜ビー・コルセアーズと秋田ノーザンハピネッツが対戦した。W杯の余韻が冷めやらぬ中、会場はバスケファンの熱気に包まれた。

 Bリーグ1部同士の戦いとなった24日の試合には、両チームのファン約2600人がつめかけた。試合は序盤から横浜が河村選手を軸とした攻撃で主導権を握った。秋田も古川孝敏選手(35)らベテランが得点を決め、第3ピリオドには6点差まで追い上げた。だが、河村選手に3点シュートを決められるなど離され、55対70で敗れた。

 沖縄で行われたW杯で日本代表は3勝(2敗)し、48年ぶりの五輪出場を決めた。河村選手は司令塔としてチームの躍進の立役者の1人となった。24日の試合は秋田のファンが目立ったが、試合後は会場から河村選手に大きな拍手が送られた。河村選手は試合後、「秋田という素晴らしいチームと、素晴らしいファンの前で戦えて良い経験になった」と話した。(井上潜)