第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州> 9月24日、女子団体準々決勝で日本(世界ランク2位)は台湾(同4位)をマッチカウント3-0で下して準決勝に進み、銅メダル以上が確定した。決勝トーナメント初戦からいきな…

第19回アジア競技大会 <卓球競技 9月22日~10月2日/中国・杭州> 9月24日、女子団体準々決勝で日本(世界ランク2位)は台湾(同4位)をマッチカウント3-0で下して準決勝に進み、銅メダル以上が確定した。

決勝トーナメント初戦からいきなりの台湾戦。しかし台湾は、足の怪我の影響かエースの鄭怡静が欠場となった。

第1試合は全日本3冠の早田ひな(日本生命/世界ランク9位)が李昱諄(同57位)と対戦。身長160cm後半の長身対決は、巧みな台上プレーから両ハンドを突き刺した早田が抜け出す。

最初の2ゲームを11-4、11-1で奪い、第3ゲームは終盤まで競るが、最後はアップサーブでエースを奪った早田が11-9で取り、まず1勝を挙げた。

第2試合は平野美宇(木下グループ/同16位)と劉馨尹(同58位)との一戦。23歳と35歳の戦いは、ミドルを軸に攻め、意表を突くコース取りも見せた平野が主導権を握る。

前半2ゲームはともに中盤で平野が抜け出し、11-4、11-4で奪う。3ゲーム目は劉に1-4とリードされるが、平野は緩急ある攻めで逆転。その後もバックハンドで打ち勝った平野が11-6で押し切り、勝利した。

第3試合は15歳の張本美和(木下アカデミー/同17位)が30歳の陳思羽(同48位)と対戦。第1ゲームは5-8までリードされるが、懐を突き刺す攻撃が決まり6連続ポイントで逆転して先制する。

2ゲーム目も張本が6-2までリードも、一歩下がって攻撃を防いだ陳に6連続失点するなど、9-11で落とす。

だが張本は引きずらずに次は一気に8-0まで飛び出し、そのまま11-4でゲームを取り返す。第4ゲームも持ち前の攻撃卓球で11-6と奪った張本が3-1で勝利。

打倒中国を掲げる日本は危なげなく準決勝へ駒を進めて、2大会ぶりの銅メダル以上を確定させた。準決勝では韓国と香港の勝者と対戦する。

<アジア競技大会 女子団体準々決勝>
日本 3-0 台湾
※5試合制(3戦先勝)

<第1試合>
早田ひな 3-0 李昱諄
11-4/11-1/11-9

<第2試合>
平野美宇 3-0 劉馨尹
11-4/11-4/11-6

<第3試合>
張本美和 3-1 陳思羽
11-8/9-11/11-4/11-6

<第4試合>
早田ひな - 劉馨尹

<第5試合>
平野美宇 - 李昱諄

【大会名称】第19回アジア競技大会
【卓球競技 開催期間】2023年9月22日(金)~10月2日(月)
【会場】中国・杭州
【出場種目】
■男子団体(5名)
張本智和、吉村真晴、戸上隼輔、及川瑞基、松下大星

■女子団体(5名)
早田ひな、平野美宇、木原美悠、長﨑美柚、張本美和

■男子シングルス(2名)
張本智和、吉村真晴

■女子シングルス(2名)
早田ひな、平野美宇

■男子ダブルス(2組)
吉村真晴/戸上隼輔、及川瑞基/松下大星

■女子ダブルス(2組)
平野美宇/長﨑美柚、木原美悠/張本美和

■混合ダブルス(2組)
張本智和/早田ひな、戸上隼輔/木原美悠