今週の日曜日は、中山競馬場でオールカマー(GII・芝2200m)が行われます。  休み明けのGI馬がレースの主役です。過去10年では、6勝2着5回3着3回の好成績を残していました。なかでも注目は、それぞれ2勝ずつを挙げている宝塚記念と天…

 今週の日曜日は、中山競馬場でオールカマー(GII・芝2200m)が行われます。

 休み明けのGI馬がレースの主役です。過去10年では、6勝2着5回3着3回の好成績を残していました。なかでも注目は、それぞれ2勝ずつを挙げている宝塚記念と天皇賞(春)組でしょう。

 一方、人気薄馬では、前走1〜3番人気馬の好走が目立ちます。しかしそれよりも、当日6番人気以下で馬券になった8頭のうち7頭が4・5歳馬だったことに注目すべきかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
前走北海道戦で4角6番手以下[0-0-0-14]複勝率0%
該当馬:アラタ、ハヤヤッコ、マテンロウレオ、ローシャムパーク、ロングラン

 前走で北海道戦に出走していた馬は、過去10年で[0-1-2-22]と未勝利だった。そして、とくに危ういのが4角6番手以下だった馬。高速馬場の野芝を舞台にした、前有利傾向もあるレースだけに、少し疑ってみる価値はありそうだ。

※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしている。
(14年の新潟開催時を含む)

 上位人気が予想されるローシャムパークが、消去データに該当しました。

 連勝で函館記念を制した勢いのある4歳馬です。同舞台戦の昨年のセントライト記念では、今回おなじく人気になりそうなガイアフォースの3着という実績もあります。しかも生産は過去10年で12頭が馬券になっているノーザンファーム。さらに、18年にレイデオロで勝利しているルメール騎手が連続騎乗ということで期待度も高そうですが、前走が4角7番手だった点は割り引きでしょう。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。