バレーボールの女子パリ五輪予選は22日、東京大会第5日が国立代々木競技場であり、日本はベルギーを3―0で下した。開幕から5戦連続のストレート勝ちを収め、五輪の出場権獲得に向け、前進した。 日本は23日のトルコ戦で3―0か3―1で勝てば2位…

 バレーボールの女子パリ五輪予選は22日、東京大会第5日が国立代々木競技場であり、日本はベルギーを3―0で下した。開幕から5戦連続のストレート勝ちを収め、五輪の出場権獲得に向け、前進した。

 日本は23日のトルコ戦で3―0か3―1で勝てば2位以内が確定し、五輪切符を得る。

■「大事な1点を決められる選手に」

 第1セット、日本は今大会初めてジュースまで持ち込まれた。苦しい展開で頼りになったのが、好調の井上愛里沙だった。

 第4戦まで、チームトップの55得点。「大事な1点を決められる選手になりたい」と言い続けてきた28歳に、この日もトスが集まった。第1セットで日本最多となる9得点を奪った。

 悔しい思いを糧に、はい上がってきた。2021年の東京五輪代表から落選。フランスのリーグに移籍し、「日本にはない高さとパワーを体感した」。得点力に磨きをかけると、五輪後に就任した真鍋政義監督のもとで代表に復帰した。

 23日の相手は日本と同じく無敗のトルコ。大一番に向けて、井上はきっぱりと言った。「やるしかない」

 プエルトリコ(2勝3敗)3―2アルゼンチン(1勝4敗)、ブルガリア(1勝4敗)3―0ペルー(5敗)、トルコ(5勝)3―0ブラジル(4勝1敗)