24日にオールカマー(GII、中山芝2200m)を含めたWIN5対象レースが行われる。 JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は17、18日にかけて行われ…

24日にオールカマー(GII、中山芝2200m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は17、18日にかけて行われ、17日は的中票数14票、払戻金2666万220円の高配当を記録。18日は的中票数32947票、払戻金1万5380円の堅い決着となった。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■オールカマーは2頭に絞って勝負

過去の傾向を見ると比較的平穏決着となることが多いが、2019年以降は1番人気がすべて馬券外。昨年は24万6180円の高配当を記録している。

人気傾向を見ると1~5番人気が9勝と、優勝は上位人気に集中しているものの、上位人気のなかでは5番人気が3勝。昨年も5番人気のジェラルディーナが優勝しており、上位人気のなかでもトップ5に入る馬には警戒したいところ。

脚質を見ると逃げ1勝、先行4勝、差し4勝、追込1勝と大きな差はない。しかし、4角10番手以下はすべて馬券外。後方一気は厳しい傾向となっている。

今回上位人気が予想される馬の中では、ジェラルディーナ、ノースブリッジが有力候補とみる。タイトルホルダーは天皇賞・春からの復帰戦ということもあり、ここでは無理をさせないと思われるため“消し”とする。

■道頓堀Sは「一点突破」

今回警戒すべきは、WIN4阪神11R・神戸新聞杯。3連単の平均配当額は7万1168円と少波乱程度ではあるが、昨年は45万3670円の大波乱が起こった。今回はここが山場と見て勝負をする。

まずWIN1中山9R・木更津特別は過去の傾向から、先行力がある馬や昇級戦組が多く活躍しており、該当馬を手広く抑えて攻略する。続くWIN2阪神10R・道頓堀Sは、逃げ3勝、差し5勝と極端な傾向。ここはGIの経験値を優先させ、先行力が魅力なフロムダスク一点に絞る。

WIN3中山10R・内房Sは、逃げ3勝、先行3勝と完全に前有利。人気薄も好走する傾向にあるため、先行馬を手広く抑える。

注目のWIN4阪神11R・神戸新聞杯は、阪神で開催された7年間のデータから分析する。単勝オッズが1倍台の場合は【4.1.0.0】で勝率80.0%と圧倒的。しかし3~4倍台では【0.2.0.1】勝率0%と一気に落ち込む。今年のメンバーを見ると実力が飛び抜けた存在がおらず、波乱が起こる可能性を秘めている。脚質傾向を見ると逃げ1勝、先行3勝、差し2勝、追込1勝。この内追込の1勝はマクりであり、やや前が有利な傾向である。今回のメンバーではハーツコンチェルト、ナイトインロンドン、サトノグランツが有力。この3頭に先行力のあるシーズンリッチを加えて勝負する。

結論は以下の通り。

WIN1:サザンステート、ジョウショーホープ、ミスヨコハマ、グラニット WIN2:フロムダスク WIN3:タイセイスラッガー、プリンスミノル、メイショウミカワ、ゴールドブリーズ WIN4:ハーツコンチェルト、ナイトインロンドン、サトノグランツ、シーズンリッチ WIN5:ジェラルディーナ、ノースブリッジ

計128点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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