21日、名古屋競馬4Rで行われた「教養センターで騎手を目指そう!」(3歳11組・ダ1500m)は、道中7、8番手を追走した柿原翔騎手騎乗の11番人気メイショウイセ(牡3、愛知・藤ケ崎一男厩舎)が3、4コーナーで内ラチ沿いをマクるように進…

 21日、名古屋競馬4Rで行われた「教養センターで騎手を目指そう!」(3歳11組・ダ1500m)は、道中7、8番手を追走した柿原翔騎手騎乗の11番人気メイショウイセ(牡3、愛知・藤ケ崎一男厩舎)が3、4コーナーで内ラチ沿いをマクるように進出して先頭に立ち、直線でそのままリードを広げて3馬身差で圧勝した。勝ちタイムは1分37秒5(稍)。

 2着には最後方から追い込んだ山田祥雄騎手騎乗の6番人気ロンスアンドロンス(牡3、愛知・今津勝之厩舎)、さらに3馬身差離れた3着には逃げた丸山真一騎手騎乗の3番人気バトルレジェンダが粘り込み、単勝は48,010円、馬単は1,235,470円、三連単は1,562,190円の大波乱となった。

 なお、名古屋競馬における馬単の配当レコードは2000年2月27日の1Rで記録した1,290,100円。今回、記録更新とはならなかったが、歴代1位に迫る高配当がとび出した。

 勝ったメイショウイセは父メイショウボーラー、母メイショウサリー、母の父ヨハネスブルグという血統。近親に03年の福島記念を制したメイショウドメニカがいる。

 23年1月に中山競馬場の3歳新馬戦でデビュー。JRAでは3戦していずれも振るわず、今年の6月からは名古屋競馬に本拠地を移していた。当地ではこれまで7戦して2度の4着が最高で、前走も勝ち馬から3.8秒差の8着。今回は大きく前進し、大波乱の立役者となった。通算成績は11戦1勝。