前走キーンランドCで重賞4勝目を挙げたナムラクレア(栗東・長谷川浩大厩舎)。今朝21日は特別登録を済ませているスプリンターズS(10月1日・中山芝1200m)へ向けた1週前追い切りを朝一番のCWで行っている。  主戦、浜中俊騎手を背に、…

 前走キーンランドCで重賞4勝目を挙げたナムラクレア(栗東・長谷川浩大厩舎)。今朝21日は特別登録を済ませているスプリンターズS(10月1日・中山芝1200m)へ向けた1週前追い切りを朝一番のCWで行っている。

 主戦、浜中俊騎手を背に、3歳1勝クラスのウインルーティンを追走。6F標識の通過こそ、15秒後半というラップだったが、その後は15秒を切って、しっかりとペースアップ。4コーナーで13秒台のラップに突入すると、2頭とも一気にスピード感が増して、最後の直線へ向いていく。

 内に進路をとりつつ、持ったままの手応えで前との差を詰めていく。ラスト1F標識のところでも半馬身ほど遅れた態勢だったが、それを過ぎると軽く仕掛けて、あっさりと先着。すごく動きに余裕がありつつ、適度な負荷がかかっているなあという印象。

 時計は6F81.8-5F66.3-4F51.4-3F36.6-2F22.9-1F11.3秒。ゴールへ向かってきれいな加速ラップを踏んでいる中で、ラスト2Fが11.6秒から11.3秒。目一杯の動きではない走りでこのラップを踏めるところが昨年とは違うし、昨年5着のリベンジを果たせる状態にあるといってもよいだろう。

(取材・文:井内利彰)