単勝1.8倍の支持を受けたCBC賞では人気を裏切る形の9着に敗れたマッドクール(栗東・池添学厩舎)。今朝21日は特別登録しているスプリンターズS(10月1日・中山芝1200m)に向けた1週前追い切り。1回目のハローが終了した直後のCWで…

 単勝1.8倍の支持を受けたCBC賞では人気を裏切る形の9着に敗れたマッドクール(栗東・池添学厩舎)。今朝21日は特別登録しているスプリンターズS(10月1日・中山芝1200m)に向けた1週前追い切り。1回目のハローが終了した直後のCWで追い切られている。

 坂井瑠星騎手が跨って単走。向正面での走りはすごくゆったり。見た目には15秒後半か16秒台かなというフットワークだったが、実際には15秒前半。余裕のある走りでも、ある程度のスピードにはしっかり乗っているという感じ。

 3コーナーでもあまりスピードは上がらず、4コーナーで少し速くなる感じ。このままだと、最後の直線はあまり加速しないかなと思った瞬間、一気にギアが上がって、最後の直線は素晴らしい伸びを見せた。

 時計は6F81.8-5F66.4-4F51.4-3F36.2-2F22.1-11.1秒。2F時計は6Fから時計の出した中ではトップ。CBC賞の1週前追い切りもCWでいい走りを見せていたが、あの時と比較しても今回の方が良く見える。前走惨敗、重賞実績が乏しいということで軽視されるのかも知れないが、やはりポテンシャルの高い馬であることは間違いないし、状態に関しても良いのではないだろうか。

(取材・文:井内利彰)