自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」でレース中に出場選手が乗用車と正面衝突して死亡した事故を受け、ツール・ド・北海道協会が19日、札幌市内で会見を開いた。山本隆幸理事長は「安全対策は尽くしていた」と述べながら、事故原因や当時の状況は「…

 自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」でレース中に出場選手が乗用車と正面衝突して死亡した事故を受け、ツール・ド・北海道協会が19日、札幌市内で会見を開いた。山本隆幸理事長は「安全対策は尽くしていた」と述べながら、事故原因や当時の状況は「調査中」と繰り返した。

 事故はレース初日の8日午前11時15分ごろ、スタートから約71・5キロ地点の上富良野町の道道で起きた。出場していた中央大の五十嵐洸太さん(21)が、対向車線の乗用車と正面衝突し、死亡した。現場は十勝岳から下る片側1車線の道道で、見通しの悪い右カーブだった。

 会見では、大会の安全管理態勢への質問が相次いだ。

 レース中のコース内に一般の車両が入った原因について、山本理事長は「調査中」とした。