ラグビーの第10回ワールドカップ(W杯)フランス大会1次リーグD組の日本(世界ランキング14位)は、17日(日本時間18日)、2019年W杯日本大会準優勝のイングランド(同6位)との第2戦にニースで臨み、12―34(前半9―13)で敗れた…

 ラグビーの第10回ワールドカップ(W杯)フランス大会1次リーグD組の日本(世界ランキング14位)は、17日(日本時間18日)、2019年W杯日本大会準優勝のイングランド(同6位)との第2戦にニースで臨み、12―34(前半9―13)で敗れた。

 チリとの第1戦に勝った日本は、けがで欠場していた主将のFW姫野がナンバー8で先発に復帰。ベテランのFW堀江がフッカーに入るなど、第1戦から4人を入れ替えた。

 試合開始直後にペナルティーゴール(PG)で3点を失った日本は、時間が経つと共にボールを保持する時間を伸ばした。SH流(ながれ)の効果的なキックで敵陣に攻め込むと、SO松田がPGを2本決め、6点を奪った。

 前半24分、日本が自陣深くのラインアウトでミスをすると、イングランドに攻め込まれトライを許した。その後、両チームが1本ずつPGを決め、9―13で前半を折り返した。

 ただ、後半に入るとイングランドの圧力が増した。後半16分にイングランドにボールを展開されトライを奪われ、後半26分にはスクラムからキックパスでつながれてトライを決められた。試合終了間際にも連続攻撃からトライされ、突き放された。

 日本はWTB松島のスピードなどで攻め込む場面を作ったが、好機でミスが出てトライは奪えなかった。1次リーグの成績は1勝1敗の勝ち点5で、3位になった。

 日本は28日(日本時間29日)の第3戦でサモアと対戦する。

 今大会は計20チームが出場。1次リーグは5チームずつの4組に分かれ、総当たりで戦い各組上位2チームが決勝トーナメントに進む。

 メンバーは次の通り。

 【先発】FW 稲垣啓太(埼玉)、堀江翔太(埼玉)、具智元(神戸)、ジャック・コーネルセン(埼玉)、アマト・ファカタバ(BR東京)、リーチ・マイケル(BL東京)、ピーター・ラブスカフニ(東京ベイ)、姫野和樹(トヨタ)▽HB 流大(東京SG)、松田力也(埼玉)▽ TB ジョネ・ナイカブラ(BL東京)、中村亮土(東京SG)、長田智希(埼玉)、松島幸太朗(東京SG)▽ FB セミシ・マシレワ(花園)

 【控え】坂手淳史(埼玉)、クレイグ・ミラー(埼玉)、バル・アサエリ愛(埼玉)、ワーナー・ディアンズ(BL東京)、下川甲嗣(東京SG)、斎藤直人(東京SG)、ディラン・ライリー(埼玉)、レメキ・ロマノラバ(東葛)