【MLB】レッドソックス5-0ヤンキース(9月14日・日本時間15日/ボストン) “クセ強マニア”にはたまらない新星が登場したと言えるだろう。吉田正尚外野手が所属するレッドソックスはこの日、宿敵ヤンキースとダブルヘッダーで対戦。第1試合のこ…
【MLB】レッドソックス5-0ヤンキース(9月14日・日本時間15日/ボストン)
“クセ強マニア”にはたまらない新星が登場したと言えるだろう。吉田正尚外野手が所属するレッドソックスはこの日、宿敵ヤンキースとダブルヘッダーで対戦。第1試合のこのゲームでヤンキースの2番手として登場したワイサート投手の投球フォームが注目を集めている。
5回裏のレッドソックスの攻撃。ここまでレッドソックス打線を相手に4回1失点と粘りの投球を見せていたヤンキース先発のキング投手はこの回もラファエラ外野手、デバース内野手から連続三振を奪うなど好投を見せていたが、ここで投球数は87。もともとリリーフと兼用して起用されることが多かったキングの球威が落ちてきたことを危惧したヤンキースが2番手として登板させたのがメジャー2年目の新鋭・ワイサートだった。
身長188センチ、体重107キロという堂々たる体躯を誇るワイサートだが、驚かされたのはその投球フォーム。マウンド上でプレートの右端を踏むと、体の軸はすべて三塁側を向くというちょっとクセのあるフォームに。まるで三塁に牽制球でも投げるのかとも思わせるフォームで150キロ超の速球をストライクゾーンに叩き込んだ。
キャッチャーを見ていないのでは?と思わせるほどクセの強いフォームの投手と言えば、岡島秀樹投手(元レッドソックスなど)が代表的だが、身体から真横を向いてから投げるワイサートもそうしたキャッチャーを見ないで投げる系のフォームと言える。
このフォームでストライクが入るのかと不安になるが、対戦したターナー内野手にストライクゾーンを中心に攻め、最後は130キロのスライダーでサードゴロに仕留めた。ちなみにこの対決ではボール球を1球も投げなかったのだから、ワイサートのコントロールの良さが伺える。
メジャー2年目の新鋭ながら早くもMLBファンの支持を得そうなワイサート。覚えておいても損はないだろう。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)