<大相撲九月場所>◇四日目◇13日◇東京・両国国技館 三段目二十九枚目・富士東(玉ノ井)が、三段目二十七枚目・出沼(二子山)との一番で、タイミングのずれた立ち合いに思わず「待った、待った、待った!」と声で“待った”をする珍事が発生した。【映…
<大相撲九月場所>◇四日目◇13日◇東京・両国国技館
三段目二十九枚目・富士東(玉ノ井)が、三段目二十七枚目・出沼(二子山)との一番で、タイミングのずれた立ち合いに思わず「待った、待った、待った!」と声で“待った”をする珍事が発生した。
大相撲の立ち合いは、両力士が互いにタイミングを合わせ、両手を土俵につけばいつからでも取組が始まるというもの。このタイミングがずれ、手つきが不十分の場合に行司が止めることを「行司待った」と呼ぶ。また、どちらかの力士が身振り手振りで止める場合も多い。大相撲では制限時間内であれば、いつでも立ち合いが成立するが、時間がなくなった場合には「待ったなし」となり、その立ち合いで取組を始めなければいけない。
三段目の取組では幕内のように、何度も仕切り直す時間がなく、実質的にはすぐに立ち合うことになるが、どうしてもタイミングが合わないこともある。富士東と出沼の一番もそうだった。先に両手をついたのは出沼に対して、富士東は左手を先につき、次に右手をつけば立ち合い成立だったものの、わずかに出沼が早く動いたところで、富士東は身振りで止めるのではなく、思わず言葉で「待った、待った、待った!」と連呼。これに気づいた出沼も突進を止めていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)