ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会の1次リーグD組で白星発進した日本代表は13日、拠点を置くトゥールーズのエルネスト・ワロン・スタジアムで練習を行った。 報道陣に公開された約15分間で、FW陣はラインアウトからモールを組む動きを繰…

 ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会の1次リーグD組で白星発進した日本代表は13日、拠点を置くトゥールーズのエルネスト・ワロン・スタジアムで練習を行った。

 報道陣に公開された約15分間で、FW陣はラインアウトからモールを組む動きを繰り返した。バックス陣の練習では先発組にCTB長田智希が入り、チリ戦で先発したCTBディラン・ライリーが控え組にまわった。

 初戦のチリ戦をけがで欠場した主将のFW姫野和樹は練習に加わった。一方、チリ戦で背後からタックルを受けて右足を負傷したFW具智元とフル出場したFWリーチ・マイケルの2人は、グラウンドに姿を見せたが練習を見守った。練習後の会見に臨んだ長谷川慎スクラムコーチは、「姫野は(公開時間以外も)普通に練習し、スクラムも組んでいる。具はもう1日様子を見たい」と説明。リーチについては明言を避けた。

 17日(日本時間18日未明)にニースで行われるイングランド戦は、肉体面で優位に立つ相手FW陣に、どう対抗していくかが焦点の一つになる。「イングランドはこの100年、同じラグビーをしている。スクラムやモールでこちらがディフェンシブになるのではなく、『ケンカ』しにいきたい」と語った。(トゥールーズ=松本龍三郎)