観客平均4500人、売り上げ18億円、チャンピオンシップ(CS)出場――。バスケットボールB1の群馬クレインサンダーズは9日、事業構想説明会を本拠地オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)で開き、10月に開幕する今季の目標をファンの前で…

 観客平均4500人、売り上げ18億円、チャンピオンシップ(CS)出場――。バスケットボールB1の群馬クレインサンダーズは9日、事業構想説明会を本拠地オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)で開き、10月に開幕する今季の目標をファンの前で掲げた。

 2026年に再編されるBリーグの審査もある今季。最上位の「プレミア」入りを目指し、吉田真太郎ゼネラルマネジャーは「すごく大切な1年。みなさんのお力をいただくことで数字に近づける」と呼びかけた。

 リーグは26年、B1がプレミア、B2が「ワン」、B3が「ネクスト」と変わる予定だ。プレミアに入るためには、ホームアリーナを持つこと▽入場者平均4千人以上▽年間売り上げ12億円以上、という条件がある。オプアリがすでに完成したサンダーズは、残り二つの条件を達成しなければならない。

 サンダーズの昨季の売り上げは15億円を超えた。終盤のオプアリでの6試合の観客はいずれも5千人を超えたが、シーズンを通しての集客は、未知数の部分もある。

 鍵を握るのはリーグ戦での躍進だ。昨季は、東地区の8チーム中5位で終え、上位チームで優勝を争うCSに出られなかった。そのため今季は、昨季リーグ王者の琉球で活躍したコー・フリッピンら4選手を獲得するなど、積極的な補強をして臨む。

 9、10日の2日間、説明会後のオプアリなど地元であったプレシーズンマッチでは、サンロッカーズ渋谷(B1)を69―63、越谷アルファーズ(B2)を88―74で下し、連勝スタートを切った。フリッピン選手は「長いシーズンにはみなさんの応援が必要。毎試合、応援に来てサポートしてください」とコメントした。(川村さくら)